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半年後、異物が混入しないカプSルや包装方法を開発してキャンペーンを展開した。
大事件ではあったが、Cイレノールは売り上げの90パーセント近くを回復するまでに持ち直した。
死亡原因がTイレノールに混入したシアン化合物だったかどうかは最後まで明らかにされなかったけれども、Jームズ.Bークの一連の行動が市民から賞賛と支持を勝ち得だのは事実である。
この行動を支えたものはなにか。
彼の決断の下に、ボードメンバーが全員一致団結した理由はなにか。
それこそ、「我々の第1の責任はすべての消費者に対するものである」と謳った「わが信条」である。
Jンソン.Aンド.Jンソンには、いま、日本の企業や各省庁が盛んに準備しているような「危機管理マニュアル」などない。
この理念があればこそ、「いま、まず、なにをすべきなのか」とトップから全社員までがあうんの呼吸で理解し、一丸となって打てば響く行動が取れたのだ。
はたして、マニュアル如きでどこまで魂がこもった仕事ができるのか、大きな疑問である。
元気のある企業は、計画をきちんと持っている。
「ふざけるな、計画のない企業なんてどこにもない。
うちの会社だって、そんなもの、いくらでもある」はて、その計画は。
生きた計画なのだろうか。
生きた、という意味は、実際に役に立つ計画かどうかということである。
生きた計画には5つの条件がある。
この5つの条件を満たせば、生きた計画になるのである。
逆に言えば、この5つがなければ「死んだ計画」である。
世界でもっとも人気のある経営学者Pーター.Dラッカー曰く、「優れた経営者と凡庸な経営者との違いは、長期と短期のバランスを取れるかどうかだ」。
同じく、世界でもっとも尊敬されている経営者Sタ.Wルチの言葉には、「優れた企業と並の企業との違いは長期と短期のバランスを取る術を知っているかどうかだ」というものがある。
期せずして、ビジネス界の2人の人気者が同じことを述べているのである。
では、この「バランスが取れている」とはどういう意味なのか。
たとえば、次のケースである。
「わが社は4〜5年後の設計図はきちんと描けている。
それこそ、ビジョンもあるし、目標、戦略もある」と言いながら、その実、「けれども、今年から来年を考えたとき、どうも、いま取り組んでいることは見当違いの方向に向かっているようだ」とかいうことはよくある。
また、「一流の企業にするためには、なんといっても人材開発が重要だ。
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